「老人ホームに入るにはどんな条件がある?」「どのくらい費用がかかるの?」など、この記事では老人ホームへの入居を検討している方に向けて、入居条件・費用・手続きの流れを解説。公的施設と民間施設の違いや選び方のポイント、実際のプロセスをステップごとにまとめ、安心して次のステージに進めるようサポートします。
入居前に知っておきたい5つの基本条件
要介護度:「要支援1~要介護5」(8段階)が基本。特養は「要介護3以上」、老健は「要介護1以上」
年齢:民間では概ね「60~65歳以上」、特に有料施設は60歳~、公的施設では65歳~が目安
医療的ケアの有無:「医療依存度高」→医療型施設(介護医療院等)、「軽度~中度介護」→介護付き有料など
保証人・身元引受人:入居契約には原則として保証人が必要。連帯保証の有無や対応力も確認すべき
収入・費用負担能力:月額利用料15〜35万円+入居一時金数十万〜数千万円のケースも
これら条件は施設タイプによって異なります。公的施設(特養等)は要介護度や年齢基準が厳しく低価格だが待機が見込まれるのに対し、民間施設(有料老人ホーム等)は自由度や設備面で優れる反面、費用負担が重くなります。医療サポートや認知症対応など、自身・家族のニーズに応じて適切な施設タイプを選ぶことが重要です。
入所手続きは7ステップ!最短1~2ヶ月で完結可能
1.施設探し・資料請求:Web検索、自治体・包括支援センター、紹介センターなどを活用
2.施設見学:60~90分程度で設備からスタッフの対応まで確認
3.仮申し込み:見学後、仮予約→審査(1~4週間)
4.事前面談・書類提出:本人・保証人・施設で健康状態や意思確認
5.体験入居(任意):3日~1週間、実際の生活を試せるプランあり
6.本契約・重要事項説明:契約書署名→クーリングオフ(多くは90日以内)
7.引越し・入居開始:家具・日用品搬入、初日オリエンテーション
資料請求から入居までの期間は通常1~2か月。緊急時には手続きが早まるケースもあります。事前面談では家族との意向すり合わせや施設側の生活イメージ共有が重要。
体験入居を活用し、「雰囲気・職員対応・食事・月額費用の価値」を実感したうえで契約をすることもおすすめです。
費用目安を把握して比較してみる
公的施設(特養・老健・介護医療院・ケアハウスなど)
初期一時金:0円
月額:8~20万円(特養10~14.4、老健8.8~15.1、ケアハウス7~20)
民間施設(介護付き・住宅型・サ高住・グループホーム)
一時金:0〜数千万円(高級有料施設では数千万円のケースあり)
月額:
介護付き有料:15.7~28.6万円
住宅型:9.6~16.3万円
サ高住:11.8~19.5万円
グループホーム:10~14.3万円
全国・地域ごと比較:全国平均一時金約95万円、月額約15.2万円。東京では一時金415万円、月額24.9万円と高額
失敗しない選び方。4つのチェック項目
1.介護度・医療ニーズ:
特養:要介護3以上、医療依存度低〜中度
有料介護付:要支援1以上可、医療体制は施設による
2.スタッフ配置・専門性:グループホームは認知症対応体制(3:1基準)あり
3.医療連携・看取り対応:訪問看護・近隣病院との提携、看取り介護加算対応の有無も確認
4.契約条件・クーリングオフ期限:民間施設は重要事項説明・契約書の内容確認を忘れずに
選ぶ際は「その施設を利用して生活している未来」を思い浮かべましょう。介護度や医療ニーズ、スタッフや設備、価格、契約条件・退去ルールまで、総合的かつ長期的視点で評価が重要です。体験入居や見学で「雰囲気」「スタッフの対応」「食事」「利用者同士の関係」「緊急時対応」などもチェックして比べましょう。
事例:Xさん 70歳・要介護2・認知症初期

介護度:要介護2
予算:月額20万円まで+一時金100万円準備
資料請求・見学:3施設(オンライン併用)
仮申込→面談:約1週間で完了
体験入居:3日間
契約:一時金100万円、月額17万円
Xさんは、医療体制と認知症ケアに優れた「介護付き住宅型ホーム」を選択。オンライン+現地見学で3施設比較し、体験入居で生活実感を得てから本契約に至りました。費用面、スタッフ対応、認知症ケア環境などを総合的に評価し、家族も納得できる道筋を立てることができました。
✅ 基本条件は「要介護度・年齢・医療ケア・保証人・費用」**それぞれ施設タイプで差があるため整理が必要
✅ 手続きは7ステップ資料請求→見学→仮申込→面談→体験→契約→入居。最短1~2ヶ月が目安
✅ 費用相場を押さえよう
公的施設:月額8~20万円+初期費用ほぼゼロ
民間施設:月額10~30万円、初期費用は0~数千万円
✅ 施設選びは多角的に介護度・医療・スタッフ体制・契約条件・体験入居をチェック
✅ 実際の事例でイメージづくり家族との相談、費用調整、体験入居で後悔の少ない選択を
「老人ホームに入るには?」という疑問には、条件・手続き・費用・選び方と多面的な答えが必要です。この記事を参考に、ご自身やご家族のライフステージや価値観に合った施設選びができれば幸いです。



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